上部内視鏡検査(胃内視鏡検査)

胃内視鏡検査は一般には「胃カメラ」と言われている検査方法です。胃や食道、十二指腸の病気の早期発見に有効な検査方法として、重要な役割を果たしています。

また最近では医学の進歩により胃がんは予防できる時代になりました。胃に住み着いているピロリ菌という菌を早いうちに除菌すれば、胃がんをほぼ防げることが分かっています。しかしピロリ菌の有無を確認し、除菌するためには基本的には胃カメラの検査が必要です。一方で、胃カメラはピロリ菌の存在を確認するためだけでなく、胃がんの原因となる萎縮性胃炎の程度を確認し、今後の検査の間隔を決める目安にもなります。

 

一方で胃カメラと聞くと、つらいもの、苦しいものというイメージを抱く方が多く敬遠されがちです。しかし近年の内視鏡技術は格段に進歩しており、苦痛も少なく、より精密な検査を行うことが可能となっています。当院では経験豊かな医師が「苦痛がない」、「しっかりとした」検査を実施しています。


LED光源搭載ハイビジョンシステム(富士フイルムメディカル:EP-6000システム)

当院では2019年から新たにLED光源搭載ハイビジョンシステムの内視鏡を導入しました。このシステムでは複数のLED照明の発光強度比を制御することで、白色光と短波長狭帯域光を生成することができます。これを利用して、「BLI(Blue Light ImagingおよびBlue LASER Imaging)」画像と「LCI(Linked Color Imaging)」画像、白色光画像の3種類の画像を取得できます。 この三つの画像を使い分けることで、通常モードではとらえにくい病気をより浮き立たせて映し出します。この機能により早期の食道癌・胃癌などがみつかるようになり、早期治療が可能になります。

 

【検査が必要な方】

・最近胃が痛い・重い

・喉に違和感がある

・食べ物が飲み込みづらい

・便が黒っぽい

・胸焼け・口がすっぱくなる

・血縁関係の方に胃がん・ピロリ菌がいた

・健康診断や人間ドックで要精密検査になった

 

その他、気になることがありましたら、ぜひ一度受診されてください。

 



経口内視鏡検査

カメラを口から挿入し、先端についている超小型のカメラで主に胃や食道の様子を画面に映し出して検査を行います。最も標準的な検査です。

昔と違いカメラは非常に細いので、苦痛も少なく検査を受けることが出来ます。



経鼻内視鏡検査

口ではなく鼻からカメラを挿入します。鼻からの胃カメラは「オエッ」となる部位(ノドの奥の舌の付け根)に触れないため、吐き気はほとんど感じずに検査を受けることが可能です。

また極細内視鏡を使用するため、鼻の痛みもほとんどありません。

しかしカメラが極細なので、口からのカメラに比べると検査に少し時間がかかります。



上部(胃)内視鏡検査でわかる疾患

上部内視鏡検査では、胃がん、食道がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍などの他に、逆流性食道炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープといった疾患の診断・検査に有効です。



胃内視鏡検査の流れ

◆検査前◆

まずは事前の診察が必要になります。

お電話でご予約いただくとスムーズです。096-364-7175

 

診察では現在の症状やこれまでの病歴などを伺います(人間ドックや健診で引っかかった方は、検査結果一式をお持ちください)。

検査がきまりましたら、患者さんのご都合を聞きながら検査日程を決定し、検査についての詳しい説明を行います。緊急性によっては当日の検査にも対応いたしております。お電話いただき、食事をとらないで来院してください。

また検査前の定期薬の服用やインスリン注射についてもスタッフがご説明いたします。

 

診察時にお持ちいただくもの

・保険証

・服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容がわかるもの

・人間ドックや健診の結果により受診される方は、その検査結果一式

 

ご予約時間の5~10分前にご来院ください。

原則として、前日の21時までに食事を済ませてください。

当日の朝は食べないでいらしてください。水分は、水やスポーツ飲料など、色のついていないものならば問題ありません。服装は、なるべく楽な格好でお越しください。

 

◆検査当日◆

1.受付(問診票記入)

スタッフの指示に従ってご記入ください。わからないことなどございましたら、お気軽にお尋ねください。

 

2.問診

内視鏡検査を行う事前チェックとして問診を行いまずので、質問にお答えください。

 

3.診察

検査前に、診察を行います。検査を行うに当たり、問題が無いかを確認します。

また、検査前処置や検査方法など、検査完了までの流れをご説明します。

 

4.検査

内視鏡検査を行います。力を抜き、リラックスして受けてください。

麻酔はスプレーで喉の麻酔と、ご希望のかたは注射で麻酔(鎮静)を行います。

検査は5~10分で終わります。

腫瘍病変などがみつかった場合は、組織の検査をすることもあります。

検査後、医師から結果の説明をいたします。

 

5.検査終了後

検査が終わって身支度を整えたら、少し休んでください。気分が悪い時は、お申し出ください。

 

6.検査結果の説明

画像をご確認いただきながら検査結果の説明を行います。

治療が必要な場合は、医師からお薬の処方や今後の治療方針についてお話しいたします。

※注意事項

・血をサラサラにする薬(抗凝固剤、抗血小板薬)を内服している方は、事前に院長に申し出てください。

・当クリニックは、希望に応じ鎮静剤・鎮痛剤を使用いたします。使用した際は、当日車・バイク・自転車等の運転はしないようにしてください。